授業の終わった教室・・・
熟睡していた主人公は幼馴染であるクラスメート「桜庭ももよ」 に揺り起こされる。
報道部に所属しているももよが来るべき心霊シーズンにむけてちまたで話題になっている「呪いのメール」の
発信源といわれる廃墟ビルへの取材に出かけるというのだ。
その手の話題には興味の無い主人公だったが明日の昼食につられて同行することとなる。
夕日の傾く頃、廃墟ビルへと到着した二人はそこで学校の後輩である「早瀬祭」と出会う。
飼い犬の散歩の途中だった祭だがその飼い犬「ロッキ−」がよりによって、
例の廃墟ビルに入ってしまったのだという。
呪いのメールの噂を聞いていた気の弱い祭はビルに入ることも来ずに立ち往生していたのだ。
人がビルに入る事を聞いた祭は愛犬を探すために同行を申し出る。
ビルへと侵入した主人公達・・・
初夏とは思えないような冷気を感じながら進んでいく。
そして彼らはそこで存在しないと思っていたモノ、俗に言う「幽霊」に遭遇することになる。
未知の存在に襲われ為す術の無い主人公達・・・遠のいて行く意識の中で主人公が見たものは
飾り立てられた剣をかざし、悪霊と対峙する黒いセーラー服の少女の姿だった。
程なく意識を取り戻した主人公達の前には一組の男女の姿があった。一人は先ほどの制服の少女、
もう一人は神父のような格好をした中年の男性だった。自らを「除霊師(エクソシスト)」と名乗る彼らが言うには
ここには通常あり得ない量の「悪意に満ちた霊魂」が存在するらしく早々に退散するようにと進言される。
制服の少女「麻生小夜歌」に付き添われてその場を離れようとしたその時、
先刻をはるかに凌ぐ強烈な霊気が主人公達を襲い再び意識は闇の中へと落ちてゆくのだった。
そして目覚めた時、主人公達が目にしたのは魔物の徘徊するこの世ならざる世界の光景だった・・・。
小夜歌から手渡された魔力を秘めた武器とカードによって魔物との戦闘の手段こそ得たものの、
状況が把握できず、途方に暮れる主人公達・・・。
そんな彼らの前に不思議な雰囲気を纏った女性が現れる。
自らを「死者の国の住人」と名乗るその女性「ミズホ」によって主人公達は自分達が亡者の住む死後の
世界に引きずり込まれた事を知る。
ここから脱出するためには、さまよえる魂をここに束縛し悪霊たらしめている、
「大いなる悪意」を倒すしか方法は無い・・
そして主人公達の冒険の物語が幕を開ける・・・。
|