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魅神楽 麗華(みかぐら れいか)

CV:犬飼 あお(全season同一役)

魅神楽財閥の御令嬢。

season1『肉欲デビル催眠』の、メインヒロインである。

また、影廊学園での超常現象事件を引き起こした張本人。

(のちに『モンスト=ロモン事件』と称されるようになった)

だが、モンスト=ロモン事件の発端が、『麗華と仙治朗の喧嘩』

だったことを、世間は知る由も無い。

今作も『肉欲デビル催眠』時と同様、影廊学園の学園生会長を

務めている。学園一のお嬢様で絶世の美女。成績も優秀。

テレビに映ったり、グラビアにも載るほどである。

ただし、『モンスト=ロモン事件』以降は、学業に専念することを

理由とし、マスコミ界への出演を拒み続けていた。

(なぜならば、麗華自身がモンスト=ロモン事件を引き起こした

張本人だからである。真相を隠す為の自粛、が本当の理由)

マニアックで残酷な性格は、今作『バッドENDを救え!』に

おいても、相変わらず際立っている。上から目線の高慢なツンデレ

お嬢様だが、そんな麗華でも『モンスト=ロモン事件』以降、

少しずつ考え方が変化してきたのも意外な事実。

まず第一に、人の話は最後まで聞くことが出来るようになっている。

さすがに以前までの

『自分は特別なの』、『特殊なんだからね』、

『だって、私中心で地球が回っているんですもの』、

といった考え方を多少なりとも反省し、改心したようだ。

そんな麗華でも大昔から、気を許して接する特別な相手がいた!

それが、同じ一族である義理の弟『魅神楽 勇』だったのである。

(勿論、まどかに対しても『超優しいお姉ちゃん』だった!!)

そして今作では、麗華の知られざる事実もボロボロ明らかになる。

(麗華の欠点や、身形に関しても『ハァ!?』と思う衝撃な事実が……)

『肉欲デビル催眠』時は、誰もが麗華のことを、

『プライドは大気圏よりも高く、世間知らずは威厳によって

培わ……補われている、とても残念な人』と

思われていたのだが……。

どうやら今作は、勇に対しての気遣いからなのか、あるいは、

可愛いゆうちゃんの前で、デレデレを隠しきれないのか、

最終章に相応しく(?)、素適な魅力が満載の麗華である。

まだ見ぬ、真の魅神楽麗華を思い知ることが出来るだろう。

勿論、能力者たる禁術の威力は、寸分足りとも衰えてはおらず、

『ムンムーレ』の呪文を唱える凛とした姿は、気高くて格好良い。





穂篠 仙治朗(ほしの せんじろう)     

『世界一のドスケベ男(自称)』であり、麗華のクラスメイト。

season1『肉欲デビル催眠』の、主人公である。                           

影廊学園での超常現象事件を引き起こした張本人。

(のちに『モンスト=ロモン事件』と称されるようになった)

だが、モンスト=ロモン事件の発端が、『麗華と仙治朗の喧嘩』

だったことを、世間は知る由も無い。

魅神楽勇は、今作の『バッドENDを救え!』内で、

「(モンスト=ロモン事件の発端となった)麗姉さんと仙治朗さんの

喧嘩こそ、『死のフラグメント』そのものなんだ」

と、ズバリ言い当てている。まさしく『肉欲デビル催眠』こそ、

麗華と仙治朗に降り掛かった『死のフラグメント』そのものだった。

仙治朗は幼い頃に、家庭が破産し、父が自殺、母は蒸発していた。

今年まで仙治朗は、母方の実家から得る仕送りで生活してきた。

学園ではイジメの連続。麗華が仙治朗を『ゴキブリ』呼ばわりした

ことが学園中に広まり、教員や生徒の周囲すべてからも、

忌み嫌われてきた仙治朗。

こういった悲惨極まる日常の中で、彼のネガティブ思考がピークに

達してしまい、『死のフラグメント』を構成させてしまったのだ。

だが、『モンスト=ロモン事件』以降、仙治朗の性格も、

麗華と同様に丸く落ち着いてきた。

『妹欲デッド催眠_体験版』では、未だ幸恵の幼態が仙治朗の

潜在意識に残っている現象を垣間見ることが出来た。

幸恵の憑依は、結果的に仙治朗をポジティブな方向へと導いている。

『妹欲デッド催眠_体験版』で、仙治朗曰く、

「意識すると血流が速くなるけどよ。なんか妙に心地いいんだ。

優しい気持ちになれるような、……そんな気がするんだよな」

という旨を告げている。

また、『肉欲デビル催眠』時の仙治朗は、周囲への怨みや憎しみの

倍返しを狙ってきた。そんな仙治朗に、彼女はおろか、友達さえ

出来る筈がなかった。

ところが、モンスト=ロモン事件以降、麗華とは恋仲になれて、

仲間と呼べる『藤原秀一、宮代亜由美』と出逢い、

更には真田からも、養子になるよう言い寄られてしまう。

『妹欲デッド催眠』では、ついに『魅神楽 勇』という親友まで

現れたのだった。

この時に、仙治朗は思った。

本当の仲間とは、相手の気持ちを思いやれる者同士のことなんだな

……と。

『一人はみんなの為に、みんなは一人の為に』という言葉を

実感しながら、麗華をはじめとする魅神楽関係者を、

『俺達、七人衆』と誇らしげに口走る、情に厚い今日この頃である。





宮代 亜由美(みやしろ あゆみ)

           CV:天川 みるく(全season同一役)

『ネガション製薬会社』の元営業(=元MR)主任。

社内クーデター後の現在は、『ポジション製薬会社』の

人事部代表取締役に就いている。

season2『愛欲マッド催眠』の、メインヒロインである。

約三年前に、過労で脳に障害を持ってしまった亜由美だが、

『愛欲マッド催眠』から二ヶ月半以上が経った今でも変わらない。

今でも、ドリスネリン、エドラナール、サルサシンを毎日、

欠かさず飲み続けている。

ビール好きも変わらない。特定の趣味も無いまま。

日中、社内部屋に一人でいる時は、ついつい自分の股間に手が

行ってしまい、大好きなオナニーに耽ってしまう。

性癖も相変わらずである。

社内クーデター後、社名をネガション製薬からポジション製薬へ

改めるも、日々の激務は已然変わらず。

変わったのは、

仕事に対する情熱とプライドが、薄らいできたこと。

秀一と愛を誓ってからは、長きに渡るボロボロの精神を癒そうと、

毎晩、秀一のぬくもりを求めている。

女としての幸せを、ようやく掴み取れた亜由美だった。

あとは子宝に恵まれるよう励み、脳の病気を治癒することだけ。

……のハズなのに、亜由美に降り掛かる受難は未だに続いている。

『妹欲デッド催眠』では、まどかからモンスト=ロモンの幼態を

拾ってしまい、幼態を抑えきれず、勇に欲望をぶつけてしまう有様。

首尾よく行けば、魅神楽財閥の血統に喰い込めるのではないかと

企む始末。

挙句、未だ忘れられない憲明の幼態にマインド=コントロールされ

最愛の秀一にでさえ、危害を加えてしまう。

亜由美の心の弱さは、モンスト=ロモンを付け上がらせた。

だが、憲明がバースト化した際に、拾った幼態は出て行き、

それから三日経った今作こそ、本来の自分を取り戻している。

すべてを秀一に委ねてしまった今も、

もし秀一が『ドラッグ』と叫んだ場合、易々と催眠状態に陥って

しまうことだろう。

(ドリスネリン、エドラナール、サルサシン、そして大好きな

麦芽飲料のビールを飲み続けている為、常に『マッド329』

の服用状態にある)

そこに、秀一への『愛欲』がある以上は、

今後の亜由美にも必ず、最良の幸せが訪れるに違いない。





藤原 秀一(ふじわら しゅういち)    

『ネガション製薬会社』の元営業(=元MR)。

社内クーデター後の現在は、『ポジション製薬会社』の社長へ就任。

season2『愛欲マッド催眠』の、主人公である。

秀一は『愛欲マッド催眠』において、ネガション製薬が法を犯して

製造していたマインド=コントロール薬、『マッド329』に対し

真っ向から反旗を翻した。

この事を契機に、秀一は包み隠していた才能を余すことなく発揮する。

秀一は亜由美を引き連れて、魅神楽財閥と接触。

魅神楽会長、並びに真田将之の協力を得て、ネガション製薬の

不祥事が世間へ知れ渡る前に、事を解決(HAPPY END側)させた。

秀一は魅神楽財閥介入の下、片川智則から会社の経営権利を合法で

引き継ぎ、社名をネガション製薬から『ポジション製薬』と改名する。

同時に、ネガション製薬『事業運営課』の地下室から、

監禁生活を強いられていた『真田 まどか』を救出することに成功。

秀一が魅神楽財閥と接触していなければ、『まどか救出』も叶うことはなかった。

秀一はこの時に、まどかを抱きしめながら号泣している

『魅神楽 勇』と、初めて出逢う。

今作『バッドENDを救え!』にて、秀一は勇に、こう告げている。

「勇君の号泣している姿を見て、俺はこれまでの考え方を戒めたんだ」

……と。

その通り、『まどか救出』後の『妹欲デッド催眠』では、

これまでの秀一が、一皮も二皮も剥けて登場した。全作品を通して

一番成長を成し遂げた人物は、この『藤原 秀一』ではなかろうか。

『魅神楽 勇』の優しい感性を、誰よりも逸早く見抜き、

勇の『罪を憎んで、人を憎まず』な精神を見習おうと誓った秀一は

まさしく製薬会社の社長に相応しい。

社長自ら各病院、クリニックなどに赴き、汗水流して事業経営する

姿は、『妹欲デッド催眠』時でも、粒さに確認することが出来た。

また、PC操作やネット関連にも才が有り、今作でも真田から称賛の

言葉を受けている。

特筆すべきは秀一の行動力。

主要人物の中でも、ズバ抜けた行動力だ。

『愛欲マッド催眠』は、まさに秀一の推理、判断、行動力そのものが

作品のコンセプトだったと言っても過言ではない。

『妹欲デッド催眠』でも、秀一の推理、判断、行動力が際立っていた。

とくに学園寮への侵入は、諸氏の記憶にも新しい筈である。

今作『バッドENDを救え!』においても、秀一の行動力は際立っている。

来世へ渡った勇と、現世にいる秀一がコンタクトを取るシーン

や、真田と一緒に仙治朗を助けるシーンは、まさに必見である!

藤原秀一こそ、秀才と言い切っても過言ではないだろう。





真田 まどか(さなだ まどか)

             CV:渡会 ななせ(全season同一役)

魅神楽財閥総司令部最高司令官、真田将之の一人娘。

season3『妹欲デッド催眠』の、メインヒロインである。

周りが恐れるほどの、お兄ちゃん(=魅神楽 勇)大好きっ娘。

勇の『義妹』ではあるが、所詮は戸籍上のことであり、

魅神楽邸で育ってきた環境は、誰が何と言おうと兄妹そのものである。

まどかは勇を『お兄ちゃん』、もしくは『ゆう兄ちゃん』と呼び

慕ってきた。今も昔も変わらず、勇と相思相愛のまま現在に至る。

だが、……しかし。不幸は、ある日突然やってきた。

まどかはネガション上層部連中に、魅神楽財閥との交渉手段として

誘拐されてしまう。

まどかの幸せは、その時点でピタリと止まってしまった。

実に『二年半』もの長い間、ネガション製薬の事業運営課に監禁

されてしまうのである。

まどかは、片川智則、片川憲明、米居高史、古井利宏らに、

試作マッド329の、実験サンプルとしての扱いを受けてきた。

まどかは片川憲明に純潔を奪われて、処女を喪失してしまう。

その時、まどかの潜在意識に眠る母親・幸恵のモンスト=ロモンが

発症し、白い光を放ちながら、片川連中へ幼態を撒き散らした。

その後も幸恵の撒き散らした複数の幼態は、まどかの傍で漂い続け

結局、マッド329を開発した者達全員に憑依し、発病させてしまう。

まどかは、モンスト=ロモンを発症させて以降から、

『壬生(=『魅神楽バトルユニット』の通称、MIBU)』に

救出されるまでの二年半、ネガションの女秘書達に面倒を看て

貰っていた。この時から、マッド329がモンスト=ロモンの

膨脹を抑制する効果があることは実証されていた。皮肉なことに、

まどかへの服用で、その効果が判明、裏付けされたのである。

社命でまどかの世話をしていた女秘書達でさえも、幸恵の魂に

敵と見做され、撒き散らした複数の幼態に憑依されてしまった。

『まどか誘拐、拉致、監禁』に関わった者達は『妹欲デッド催眠』時、

片川憲明達と同様、別の隠れ家に引き篭っていた。

だが、マッド329を切らした途端、……膨脹、破裂を引き起こし

『まどか誘拐、拉致、監禁』に関与した者達全員が死亡している。

救出された直後のまどかは、壬生の治療センターで寛解したが、

それは発症したモンスト=ロモンの膨脹を一時停止させただけで

あった。いつまた膨脹し、破裂するか予断を許さない状況だったのだ。

まどかも、自分の余命が僅かかも知れないことを熟知しており、

勇の考案した『人生リスタート計画』に賛同する。

成真下という街で
過去を忘れ、可能な限りの二人暮らしを続けようと試みた。

勇は『まどか以外を忘れて、境遇を摩り替える催眠』を、

まどかは『自分の余命が限られていることを、忘れる催眠』を、

『マッド329』を用い、姉の魅神楽麗華に施して貰ったのだが……。

その結末は、『妹欲デッド催眠』の二通りである。





魅神楽 勇(みかぐら ゆう)  主人公 

≪プレイヤーである貴方の、本編仕様で登場する純心な姿です≫

魅神楽財閥直系の御曹司、将来は魅神楽財閥会長。

season3『妹欲デッド催眠』の、主人公である。

そして、

今作も引き続き、Final season『バッドENDを救え!』の主人公

として、真の能力を発揮する。

まどかに対する愛情は、どの世でも間違いなく一番である。

今作『バッドENDを救え!』は、

『妹欲デッド催眠』BAD ENDの事象が舞台であり、

まどかが亡くなってしまうところから始まる。

絶望に打ちひしがれる勇だが、姉(義理)の麗華による助言で

涙を拭い、光明の欠片を広げようと、時を跨ぐ運命へ挑んでいく。

「現存する魅神楽一族の中で、特殊な能力を持つ者は、二人。

『魅神楽 麗華』と『魅神楽 勇』である。麗華は呪術能力を、

勇は予知能力を……」

……の行(くだり)は、魅神楽一族に接触した者ならば、一度は

聞いたことがあるフレーズだろう。

その通り、勇は未来予知『デジャヴ能力』の持ち主だ。

今作『バッドENDを救え!』では、

勇の『デジャヴ能力』が、目を見張るばかりに開花、成長していく。

LV01『来世の自分に信号を伝える』

LV02『来世の仲間の事象を観る』

LV03『来世の自分へ憑依する』

LV04『来世の自分から、現世の仲間へ通話する』

LV05『来世から現世へ、通話相手に視界を見せる』

LV06『来世から現世の自分へ戻る』

LV07『来世の事象を特定し、●●を現世の●●●●●へ●●させる』

LV08『現世の仲間を●●て、来世の●●へ憑依させる』

LV09『自由自在にテンダー=ハートへ変身出来る』

LV10『自由自在に●●(デジャヴ=ライン)を●●放せる』

LVmax『死のフラグメントを破壊し、●世の●●●者を●●●●●●』

勇は今作の『デジャヴ旅行』を通して、精神的にも成長していく。

精神の成長に伴い、勇の能力もレベルアップしていくのである。

最終的には、『魅神楽 麗華』を超えた能力者へ!

仲間達に降り注ぐ、『死のフラグメント』を破壊することは

可能なのだろうか?

まどかが死なない結果へ導くことは、本当に可能なのだろうか?

……そして、現世のまどかは?





真田 将之(さなだ まさゆき)  

魅神楽財閥総司令部最高司令官、まどかの父親。

魅神楽邸では執事を務めている。

『肉欲デビル催眠』、『愛欲マッド催眠』、『妹欲デッド催眠』、

の3部作すべてに登場している。

(※プレイヤーに姿を見せたのは、『愛欲マッド催眠_体験版』から)

本人曰く、見知らぬ他人に対しては極度の『対面恐怖症』らしい。

だが、基本的には会話好きであり、心許す相手には積極的に

語り掛けようとする。

また、『肉欲デビル催眠』の時から仙治朗に対し、強い興味を

示していた。仙治朗に憑依したモンスト=ロモンの幸恵

でさえ、仙治朗の性分を気に入ってしまう。

(現に『妹欲デッド催眠_体験版、製品版』両方で、未だ幸恵の幼態

仙治朗の潜在意識に残っている現象を垣間見ることが出来た)

『肉欲デビル催眠』時でも、幼態連中が麗華に暴露していたが、

どうやら仙治朗は、真田将之の若い頃と気性がソックリらしい。

つまり真田も『世界一のドスケベ』、『孤独な独り者』、だった

ということだろうか。

勇の両親の存在が語られず、尚且つ、麗華とまどかの母親が

同一人物の幸恵、そして麗華の姓が『魅神楽』、まどかの姓が

『真田』という事実から、

昔、真田と勇の両親との間に、確執が生じていた事も

容易に想定出来る。一方で『愛欲マッド催眠』では、

勇の祖父、魅神楽会長から絶大な信頼を置かれている様子が

伺えた。このことからも、真田の方に正当性のあった事が

推し量れるであろう。

麗華が真田に対して厳し目の態度で接する理由も、原点は

過去の確執、生い立ちにあるのかも知れない。

だが、麗華は口調こそ厳しいが、真田に対する強い信頼は、

今作でも量り知ることが出来る。

今作『バッドENDを救え!』では、勇と真田の関係にも、

信頼関係の培われていく描写が所々の台詞から、具体的に把握

出来る。『ゆう坊ちゃま』から『勇様』へ、呼び方が徹底する

ところも、今作の見所であると言えよう。

また、秀一に対しても、『愛欲マッド催眠』で出会った当初と

比べれば、『妹欲デッド催眠』時、並びに今作とでは、信頼の

度合いが雲泥の差である。秀一の真田に対する台詞も、信頼

を寄せるニュアンスが伺える。

一人娘のまどか、そして亡き妻・幸恵への絶対的な愛も然り。

今作で真田将之という男は、人を見る目があり、過去の反省から

『思いやりの心を培ってきた紳士である』と、断言出来るだろう。